現在、日本人の平均寿命、健康寿命は世界最高水準に達しましたが、一方急速な高齢化の進行に伴い、糖尿病、心臓病、脳卒中等の生活習慣病に罹る人やその予備軍が増加すると共に、医療費が急増しています。
21世紀において国民が健康で活力ある社会を築いていく為には、積極的に健康増進を図り、疾病を予防していくことが重要であり、ひいては医療費の削減にも資すると考えています。
このような中、健康食品に対する国民の関心は高まりつつあり、健康食品の役割も今以上に増大していくことが見込まれ、市場も急拡大しています。
一方、健康食品の安全性は言うまでもなく、健康に有効であると示した食品の表示については、その科学的根拠を確実に有していることが必要であり、科学的根拠の水準について議論されるようになっています。
日本ではこうした動きを踏まえて、2005年2月に個別評価型の新たな表示制度として「新特定保健用食品制度」が導入され、2001年に制度化された規格基準型の栄養機能食品制度と相俟って運営されていますが、科学的根拠の薄い「いわゆる健康食品」が後を絶たないのも事実であります。
そこで、当協会ではフォーラム等を通じて欧米をはじめとする各国、各機関の健康食品に対する安全性・有効性・表示等の制度ともハーモニーさせながら、今後の日本の科学的根拠に基づいた健康食品の制度のあり方を模索していきたいと考えています。
又、健康食品が実際の医療現場等で「予防医学・代替医療」として有効に生かされていくような活動も計画しているところです。
さらに、健康食品の安全性、機能性等全般的なデータベースの管理にも意欲的に取り組んでまいります。